難しいインプラントの症例
歯周病が進んでしまったら
骨の再生も必要です
骨の再生で安定させる!
インプラント治療において難しい症例は増えています。その多くの原因は「歯周病が進んでしまっていること」です。
歯周病は骨が溶けてしまう感染症で、インプラントを埋入する部分の骨の厚みが足りなかったり、幅が狭かったりしているために、インプラントを安定して埋入できない状態になっていることが少なくないのです。この状態のままインプラント治療をしても長持ちしません。
この写真では一見何も問題もないようですが、骨の厚みが足りないため、GBRという手術で骨を増やし、安定したインプラントを実現しています。
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しっかりとインプラント治療をしない場合の身体への影響
(1)感染症(蓄膿症等)の原因になりやすい
上顎の奥歯の上で鼻の隣、目の下あたりに上顎洞(サイナス)という副鼻腔の空洞があり、シュナイダー膜というもので守られています。
その辺りの骨が歯周病が原因で不足している状態になっていることが多く、インプラント治療によってシュナイダー膜を傷つけてしまうと感染症(蓄膿症等)の原因となってしまいます。
(2)インプラントが安定せず抜けやすい状態になってしまう
インプラントが長持ちしないばかりか、日々の生活が不快なものになったり、感染症になる可能性も高まってしまいます。
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身体に安全なインプラント手術方法
(1)サイナスリフト
世界的にも30年以上認められている安全なテクニックですが、精密な診断とインプラント医の正確なテクニックが必須の手術です。症例を公開していて、技術も経験もあるエキスパート医による施術が受けられるクリニックをおすすめします。
(2)骨再生誘導法(GBR)
骨の再生を促す特殊な人工膜を使用して骨量を増やします。骨の再生によってインプラントの埋入を可能にする治療方法です。
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難しいインプラント手術の症例
骨再生誘導法(GBR)の症例です。外科手術部分は、あえて”白黒写真”にして掲載しています